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■悪魔の証明について

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皆さんは悪魔の証明って言葉を聞いたことがありますか?

“悪魔”だからって何もオカルト的な意味ではありませんよ。

議論などで互いの主張が違う場合によく出てくる、ちょっとした比喩です。

知っていればかっこいい言葉なので、ぜひ抑えておきましょう。

今回は悪魔の証明について調べたいと思います。
 



こういうときに役立つのがwikipedia

情報の信頼性も多少も上がってきているようですしね。

 

 

悪魔の証明(あくまのしょうめい)とは、多義的な言葉であるが、概ね以下のような意味に使われる。

  1. 所有権帰属の証明の困難性を比喩的に表現した言葉

  2. 全称肯定命題(又はその対偶としての特称否定命題(すなわち消極的事実))
の証明の困難性を比喩的に表現した言葉

 

 

( ゚д゚) ・・・

まぁ、これだけじゃ、はっきり言って意味不明ですね。

この下に多少わかりやすく書いてあるのですが、もうちょっと噛み砕きます。

 

まず、上のを見てわかるように意味が2通りあります。

1が本来の意味で、2がそこから派生した意味です。

議論の場で使われるのは2の意味の方で、1はあまり出番がないようです。

1は法律を学ぶ人なら覚えておいたら?程度の認識でいいです。

 

では、1から説明していきましょう。

悪魔の証明はもともとラテン語の“probation diabolica”に由来しています。

そのため、日本以外にもこの表現は存在するんです。

で、この言葉が生まれたのが古代ローマなのです。

 

古代ローマでは土地の所有権、つまり、誰が持っているかを立証するのは困難でした。

そんなのありえなくね?というのが現代人の感覚ですよね。

しかし、そのようなことは古代ローマではよくあること。

というのも、古代ローマでは土地は与えられるものだったからです。

 

もちろん、土地を与えるのは王様ですよね。

ということは、その王様は土地の所有権をある人、例えばAさんにあげたことになります。

これは立証可能ですね。

じゃあ、その王様が前王から土地を受け取ったことは立証可能ですか?

 

これはなんとかいける?

じゃあ、その前は・・・と完璧に立証するには延々と遡っていかなければなりません。

Aさんが裁判か何かで自分の土地だと証明するのは不可能に近いですよね。

だからこそ、悪魔の証明と呼ばれているわけです。

 

さて、2の意味はどうでしょうか。

 

例えば、あるバカップルが悪魔はいるかどうかの議論をしていたとします。

彼氏は存在しない派、彼女は絶対いるもん派です。

 

彼氏「この科学が発展した世の中に悪魔なんて非科学的なものいるわけないよ。」

彼女「悪魔はいるわよ。もしいないっていうならそれを証明してよ」

彼氏「うわ、うざ・・・」

 

と、このように議論は展開しました。

これをみると確かに彼女はうざいこと極まりないですが、

もしこれに反論できないようなら議論は彼女の勝ちっぽいですよね。

彼氏はあえなく説き伏せられてしまう運命なのでしょうか。

 

しかし、それは大きな間違いで、仮に「いない」ことを証明する場合は、

全世界をくまなく探さなければなりません。

それに対し、「いる」ことを証明する場合には、一匹でも悪魔を連れてくればいいだけ。

証明の難易度の大きな差がありすぎますよね。

 

これが悪魔の証明と呼ばれる所以です。

これで彼氏が悪魔がいないことが証明できなかったとしても、

それすなわち、悪魔がいることの証明にはなりませんよね。

つまり、本来ならいるとする側が証明しなければならないのです。

 

よって、こういった議論の場合は積極的可能性を論じるほうがその証明責任を負わされ、

それに対する者はその証明に反論するという形がよく取られます。

積極的可能性というのは、基本的に「ない」とされるものに対して、「ある」ということです。

例えば、宇宙人はいるというのもそうですね。

 

しかし、反論する側にちゃんと証明手段がある場合にはこの逆もありえます。

裁判などがそうですね。

検察側が証拠を提示し、弁護側がまた新たな証拠でひっくり返す。

証明が困難ではない場合は悪魔の証明ではないのです。(←ここ大事)

 

とはいえ、同じような状況でも悪魔の証明が発生する場合があります。

それが痴漢の冤罪です。

 

痴漢の冤罪にあった場合はやってないことを証明する必要はありません。

なぜなら、相手に証明責任があるからです。

しかし、証拠がない場合、やったかやってないかは当人同士にしかわかりません。

そうなると、世間はなぜか心情的に女性のほうを信じてしまいます。

 

ここで満を持して登場するのが悪魔の証明です。

証拠がまったくない場合は、証拠不十分で不起訴でしょうが、

仮に女性に少しでも有利な証拠(誰かの証言とか)があったらさぁ大変。

本来なら証明責任がない男性側が無実の証拠を提示しなければなりません。

 

悪魔の証明ですから男性が無実を証明するのはまず無理。

これが痴漢の冤罪のやっかいなところだと僕は思います。

男性は犠牲になったのだ・・・悪魔の証明のな・・・

 

いずれにせよ、何に付けても悪魔の証明だからお前間違ってるよ、などと言うのは、

思考停止も甚だしいという点には注意してください。

議論において、仮に証明ができなかったとしても疑問を持つのはよいことです。

 

参考サイト:大器晩成を信じて闇の森保管庫雑記

 

ちゃんとわかったでしょうか。

「ある」ことが証明できない=「いない」ではない点も注意が必要です。

宇宙人がいたっていいじゃない。

会いたくはないんですけどね。

 

....φ(ω・` )おっと、今回はここで終了です。ありがとうございました。



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(1998/12/14)
加藤 元浩

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■コメント

■No title

最近じゃ冤罪で金取ろうって考えの奴が多い所為か
全部男が悪いって事もなくなってきてるようですけどね

■No title

>>六月さん

それはありがたい話ですね。
男にとっては一発で地位も名誉も失うことですからね。

行列のできる法律相談所での痴漢の冤罪を避ける解決策が走って逃げるというのには笑いましたw

■単純に疑問なんだが?

悪魔の証明の意味、ウィキの蛇の説明の方が分かりやすいな~

初めまして、ちょっと貴方の説明見て疑問に思ったことを書きますが、
彼氏「この科学が発展した世の中に悪魔なんて非科学的なものいるわけないよ。」
彼女「悪魔はいるわよ。もしいないっていうならそれを証明してよ」
彼氏「うわ、うざ・・・」
で彼氏は世界中を探しましたそしたら一匹の悪魔を見つけました。
ここで議論は彼女の勝ちなのか?って考えた場合。

1つ疑問がわきます。
それは1匹でも悪魔がいた場合、仲間がいて生物として存在しないとおかしいのです。
所がその悪魔が本当に1匹だけで、仲間がおらず、遺伝子を調べたら、
誰かによって作られた生物であると分かった場合。
彼氏の勝ちになるのではないでしょうか?
つまり、「いる」ことを証明する場合には、
何匹か悪魔を連れて来て、それがちゃんとした生物であると証明しなければならないのでは?

実際、もしたった一匹でも見つければ良いって言うなら
ユニコーンは確実に存在してるはずだし…
(突然変異などで一本の角が生えた様になった牛や鹿がいるし、
馬にそんなのが生まれてもおかしくは無い)
なんて思ったけどどう思う?

■No title

ウィキの方がわかりやすいのは申し訳ないですw

質問の解釈は、
人工物で構成された「本物の悪魔」は一匹だけでは証明できないのではないか
でいいんですかね。

その例でいえば、その悪魔は彼氏の言う悪魔ではないのでは?
これは解釈や認識の違いでしかないのですが、
彼氏がその悪魔を本物の悪魔だと認めなければそれは悪魔足り得ないんだと思います。
人工物であるからこそ、悪魔だと認められないんですよね。
ということは、それは彼氏の認識している純正の悪魔だと言えないわけです。

つまり、その人工物の悪魔を悪魔だと認識する人(=彼女=主張者)もいれば、
そうではないと思う人(=彼氏=世論)もいるということです。
よって、その連れてきた悪魔は一般的には偽者です。
偽者でないと思うなら、積極的可能性ですので、彼女に証明責任が発生します。
要するに、そう思うなら認めさせろってことですね。

また、ユニコーンの話で言えば、それは「ユニコーン」が存在しているのではなく、
単に突然変異でできたユニコーンっぽい動物が存在しているだけだと考えられます。

勝ち負け以前に証拠として不十分だから駄目なのであって、
証拠として一般に認められる悪魔なら一匹でも証明が成立するのではないでしょうか。
ちなみに、記事にも書きましたが、「いる」ことが証明できない≠「いない」ですからね。
この場合でも彼氏の勝ちではないです。

あと、こういうツッコミは大歓迎ですw
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妖怪のせいなのね。そうなのね。

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