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■割れ窓理論について

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「割れ窓理論」という言葉を聞いたことがありますか?
もしかしたら、あまり聞き馴染みのない言葉かもしれません。
理論というと毛嫌いする人もいるでしょうが実は案外簡単な内容です。
難しそうな言葉を使いこなせれば(きっと)モテモテですよ。
そんなこんなで、今回は割れ窓理論について調べてみましょう。




割れ窓理論というのは、
簡単に言えば「腐ったミカンの方程式」です。

ドラマ『3年B組金八先生』を見ていない方はいまいちな例えかもですが、
見ている人なら多分ピンとくるのではないかなと思います。

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このドラマで言う「腐ったミカン」というのは、要は不良です。
そのミカンが箱の中(=学校)にあると、他のミカン(=生徒)まで腐ってしまう。
だから、他のミカンが腐る前に「腐ったミカン」を取り除くべきであるという例えです。

確かにある程度頷ける話ではないでしょうか。
で、この場合の取り除くというのは、学校から排除するというお話。
金八第2シリーズの印象的なテーマですね。

もちろん、金八は反論します。
「我々は機械やミカンを作ってるんじゃないんです、人間を作っているんです。」
腐ったミカンは中身も腐っていますが、人間はそうじゃなく、
いくらでも変えられるんだ、という教育ドラマとしてのまさに名台詞です。

金八シリーズ結構好きなので紹介してしまいましたw

割れ窓理論も同じような主張です。

こちらの場合は、
1枚の割られた窓ガラスを放置していると、さらに他の窓ガラスも割られてしまい、
最終的には街全体が荒廃の一途を辿ってしまう
という理論です。

腐ったミカンと遜色ないと思いません?

この理論は、環境犯罪学で提唱されている理論のようで、
アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリング博士が提唱し始めました。
ブロークンウィンドウ理論(Broken Windows Theory)とも呼ばれます。

突拍子もないと思ってしまいますが、これは以下の流れで起こります。
子ども安全まちづくりパートナーさんより)

 1.割れた窓ガラスが放置される
 2.「誰も気にしてないけど、割ってもいいの?」
 3.窓を割ることへの罪悪感が薄れる
 4.他の窓も割られる
 5.「窓が割られても気にされないぐらいの場所なんだ」
 6.軽犯罪の温床になる
 7.やがて重大な犯罪へとつながるかもしれない



とこんな感じ。
山梨県警では以下のように説明しています。

 ひとつの無秩序を放置することで、地域社会の秩序維持機能が弱まり、
 犯罪は増加するというもので、小さな芽のうちに摘むことが大切だということを説いています。


この理論を適用した有名な事例としてニューヨーク市の政策がよく挙げられます。

1980年代頃からニューヨーク市はアメリカ有数の犯罪多発都市のひとつでした。
1994年、そうした状況を見かねたルドルフ・ジュリアーニが市長に当選すると、
ケリングを顧問に従え、割れ窓理論を応用した治安対策を実践しました。
この政策は「ゼロ・トレランス(不寛容)」政策とも呼ばれています。

で、軽犯罪の取り締まりを徹底的に行い、罰則も重くしてみると、
摩訶不思議、重大な犯罪が大幅に減少したと言われています。

身近な例で言えば、
公園のゴミ箱からゴミがあふれて落ちていると、
別のゴミ箱を探すのではなく、ポイッとそこらへんに捨てちゃう問題とかですかね。
根本を断つためにそもそもゴミ箱を撤去するという解決策がよく出されるアレです。

で、成果もあげる憎い奴な「割れ窓理論」ですが、
実は理論の真偽への批判もあります。


ニューヨークの例で言えば、
犯罪が減ったのって取り締まりを強化したからじゃないの?
という身も蓋もない指摘です。

実績があるんだから正しいんじゃないの?とトーシロは思ってしまいます。
この発想はトートロジーの罠ですね。
「正しいから正しいのだ」となっているわけです。

この批判では、無秩序と重大犯罪増加の関係性を疑っています。
つまり、割れた窓を修復すれば、本当に重大犯罪は減るのかという話です。
逆に言えば、窓が割れてなくても重大犯罪はあったのではないかという指摘。

要は、結果は疑ってないけど、前提が違うと。

まあ、確かに、窓が割れていなくても重大犯罪は起こり得ますよね。

ニューヨークの例で言えば、取り締まりの強化が犯罪を減らしたのであって、
割れた窓や落書きなどを失くしたから減ったわけではないような気はします。

だから、「割れ窓理論」って実は「ドミノ理論」じゃないの?と言われることもあります。
「ドミノ理論」っていうのは、その名のとおりドミノ倒しで物事が進んでいくこと。

「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺もありますよね。
この諺で言うと、「風吹く」=「桶屋が儲かる」はあり得ませんが、
途中で連鎖的に物事が進んでいきそうなっているわけです。

つまるところ、窓が割れているという「環境」ではなく、
窓を割るという「行為」が重大犯罪につながっているのだという批判です。

だからこそ、その「行為」を取り締まることによって、重大犯罪は減ったのだと。

でも、この批判って個人的にはちょっと意図がわからないです。
窓が割れている「環境」が人のモラルを奪うことは十分予想できますよね。
綺麗な状態を汚すことって中々気が引けるじゃないですか。

まあ、因果関係はというと怪しいのは事実なんでしょう。
例えば、シャーペンの消しゴムが未使用の状態で人に貸すと、
使われて返ってくるという、あの悲しい出来事ですよ。
もはや、そういう人はそういう人なんですよね(泣)

ちなみに割れ窓理論を京都府が実践しているようです。
他にもググればいっぱい出てきますよ。
(参考:京都府 「割れ窓理論」実践運動

このように一致団結することで、
小さな犯罪も大きな犯罪も防げる気はするんですけどね。
少なくとも常に人の目があるわけですからね。
まあ、真偽については偉い人に任せておきましょう

そうそう、ちょっと勘違いした人がこの理論を使うと、
小さな批判も許されなくなるというような現象も起こり得ます。
「出る杭は打たれる」というアレですね。
同調圧力にもなりかねないので、気を付けてくださいな。

参考:
 wikipediaさん
 
「生活環境」って結構重要ですよね。
人が育った環境によって性格なども決まってくるといいますし。
でも、その解決には概してお金が必要というのも困ったところ。
夏をもう少し快適に過ごしたいものです…。

ヾ(。・Д・。) それではみなさん、また会う日まで~



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